こんにちは
4年前にイエメンで授業を受け持っていた日本語の学生さんに言われました。
「涼先生が日本にいる間、みんな涼先生のことを「アブー・イエメン(イエメンの父)」と呼んでいましたよ。」
・・・こっちの民族衣装を着て過ごしていたからだと思うのですが。
ジャンビーヤ購入しました。持ち手の部分が水牛の角製で、40年ほど前に製造されたものです。結構作りはしっかりしている割に、値段はお手ごろ。
ジャンビーヤとは、アラビア半島の男性が持つ短刀です。「アラジン」の半月刀のような感じ。持ち手の部分の素材や細工や、由来が大事なので、刃はついていません。
「おお、すげえ!」と一目惚れしたジャンビーヤがあったのですが、200年前にサイの角から柄を切り出したもので、なんと40万円。
本物の金と銀で精密な細工がされてあり、一見して風格の違いが歴然でした。サイは絶滅危惧種なので、新たに手に入るものではなく、現在売られているものは数十年〜数百年前に捕獲され製造されたものです。年代モノは高い。
そういうのが1000円くらいの安物にまぎれていたりするから面白い。
釈迦の教えに「サイの角」というのがあるので、サイの角製もいいなあと思いはしたのですが高くて手が出ませぬ。
大部族の族長が持つ先祖代々伝わるものには、値段はつけられないけれど仮につけるなら1億円、というのもあります。
涼のじいちゃんは鍛冶屋で刃物の専門家。もう一方のじいちゃんも建築家で、刃物が商売道具。刃物には敬意と愛着を持って接したいなと思っとります。よーし。
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-Ryo Nagai-
△ブログ: http://ryo-nagai.blogspot.com/
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