こんにちは
フィンランドのサンタ事務所。とくに番地は必要ではなく、何ヶ月か以内には必ず読んでくれるそうです。 返信が欲しい場合は150円分の切手を同封します。
To Mr.Santa Claus
FINLAND
手紙は英語で書きましょう。サンタは日本語が読めないのです。
お金で買える物ならパパやママにお願いしましょう。サンタがくれるものは物とは限りません。
サンタはクリスマス当日は忙しいのです。家に入ろうとしている所を怪しまれては困るので、代わりにプレゼントを渡してくれるよう、パパやママにお願いしていることがあります。イヴの夜は早めに眠りましょう。眠ったフリをしていてはいけません。
毎年恒例ですみませんが、下のエピソードを転載します。100年以上この時期になると世界中で転載され続けています。
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1897年「ニューヨーク・サン紙」
記者様
私は、8才の女の子です。私の友達に「サンタクロースなんていないよ」という子がいます。私のパパに聞いたら、「もし新聞にサンタクロースが本当にいると書いてあれば、きっとそうだよ」といいました。だから、本当のことを教えてください。
サンタクロースは本当にいるんですか?
バージニア・オハロン
バージニアへ
お友達は、まちがっていますよ。
その子たちはきっと、疑いの病気にかかっているんだと思います。彼らは自分に見えるものだけしか信じないし、自分の小さな心で理解できないことはなんでも否定するのです。
バージニア、心というものは、大人でも子どもでも、あまり変わりません。みんな小さいものなんです。人の知恵は、この広い宇宙の中では、1匹の
虫のようです。その広く深い世界を知るには、世の中のすべてのことを理解し、知ることのできるような深い知恵が必要なん です。
そうです、バージニア。サンタクロースは本当にいます。世に中に愛や優しさや、真心があり、毎日を美しく、楽しくしてくれるように。
もしも、サンタクロースがいなかったら、この世の中はどんなに暗く、寂しいことでしょう。あなたのようなかわいらしい子がいない世界が考えられないのと同じように、サンタクロースがいない世の中なんて想像もできません。もしもサンタクロースがいなかったら、子どもらしい心や、詩もロマンスもなくなってし
まいます。
私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触るもの、感じるものだけになってしまうでしょう。子供の頃のきらきら光るかがやきが消えて、真っ暗になってしまいます。
サンタクロースなんていない、と言うのは、妖精を信じないのと同じです。クリスマスにパパにお願いして、誰かを雇ってもらい、町中のエントツを見張ってもらったてはどうでしょう。サンタクロースがつかまるかもしれませんよ!でも、もしサンタクロースが見つからなかったとしても、それが何の証拠になるでしょう。サンタクロースを見た人はいません。でもだからといって、サンタクロースがいないということにはならないのです。
この世の中で一番確かなものは、誰にも見えないものなのです。
あなたは、芝生の上でダンスをしている妖精を見たことがありますか?もちろん、ないでしょう!でもそれは、妖精がいない、という証拠ではないのです。この世の中にある見えないもの、見ることができないものが、全部作り事や想像したものだとは限らないのです。
赤ちゃんのガラガラを壊して、どうやって音が出るのか調べることはできます。でも、世界の目にみえないものをおおっている幕は、どんな力持ちでも、世界一の力持ちでも、破ることはできないのです。
信じる心や、詩、愛、そして、ロマンスだけが幕を開き、その向こうにあるたとえようもない美しいものや、よろこびを見せてくれるのです。その美しいものやよろこびは、全部本当のものでしょうか?バージニア、これほど確かな、これほど変わらないものは、この世の中には他にないのです。
サンタクロースがいないなんてとんでもない。
サンタクロースは存在します。永遠に死なないんです。千年たっても、百万年たっても、子供たちの心をよろこばせつづけてくれるんです。
1897年12月24日 ニューヨーク・サン紙
英語での原文。
http://en.wikisource.org/wiki/Is_There_a_Santa_Claus%3F
ここにもサンタは来る?
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-Ryo Nagai-
△ブログ: http://ryo-nagai.blogspot.com/
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