السلام عليكم
こんにちは
目と鼻の先に世界遺産がありながら、行かないのは無理というものです。
これは数週間前の写真ですが。
建物は土台は石、上は泥レンガか普通のレンガでできています。建築家の人が見たらあり得ないほどの斜めっぷりです。
写真家にとって、水平のものは画面内でも水平に、垂直のものは画面内でも垂直に撮るというのは基本中の基本です。花のアップとか、動物を面白く撮るとかいう意図があって斜めに傾けて撮るというような場合は除いて、いかなる場面でも瞬時に水平に構えるのが基本です。が、それが癖になっていると、旧市街を歩くと自信を失います。建物が、各自思い思いの角度で斜めに傾いているので、ファインダー内で何を参考にすれば垂直がとれるのかがわからなくなります。
地震がほとんど無いのでこのように斜めでも大丈夫なのかと思います。といっても何十年かに一度は地震も起きるそうだし、泥レンガは雨に弱いけれどもサヌアは結構雨が降るし、ずっとこの素材で斜めのまま千年も二千年もこのままというのはワンダーです。
旧市街の建築方法に関しては世界遺産としての保全義務がありますが、土台が石で上が泥レンガというスタイルの方がイエメンには適していると言う地元の建築家もいるそうです。既に技術が確立している、泥レンガが安くどこでも手に入る、夏涼しい、補修が簡単等々。
散歩の時は色々やることがあります。建築物を楽しむ、ふいに現れる畑を楽しむ、ネコを追いかけて迷う、ハンマーム(スチームサウナ)を巡る、ネコに挨拶する、隊商宿を探し歩く、スークで掘り出し物を探す、ネコを見つける、人間観察して廻る等。ネコは大体持ち場が決まっていて、同じ建物10棟以内くらいの範囲を歩き回ると最近わかってきました。
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-Ryo Nagai-
△ブログ: http://ryo-nagai.blogspot.com/
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