こんにちは
オリンパスのPENを手に入れました。
PENといっても、最新のミラーレスデジタル一眼ではなくて、45年前のフィルムカメラの方です。
ハーフサイズカメラといって、フィルムでは通常24mm×36mmの面積に写る所を、PENはその半分の面積に写します。36枚撮りのフィルムなら、その倍の72枚写せます。その分気軽に撮れます。
淡くて、きっちりと光が散りばめられた、ちょっと面白い描写になります。
「何故かイエメンで見つけた」という事実が発生することに興味を覚えてしまい。
買ったのは、以前から目を付けていた、物凄く変な中古カメラ屋です。
涼「あのカメラ見せてください」
店長「・・・・・。」
(聞こえてない?)
「あのカメラ見せてください」
「・・・・・。」
(通じてない?)
「そこの、オリンパスを、見たいです。」
「100ドル。」
「は?」
「100ドル。」
「100ドルって、何が。」
「どうせ金無いんだろう?」
「は?」
「ここにあるカメラは全て壊れている。見せられない。」
「じゃ、なぜ棚に並んでいるんですか?」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「見たい見たい見たい見たいって.......、金も無い奴になぜ見せなくちゃいけない?」
「は?」
「金無いんだろう。買うつもり無いんだろう。」
「いや、良いのがあれば買うつもりなんですが。古いカメラも好きで。」
「金は?」
「あります。」
「本当か?」
「あります。・・・どうしてそんなに機嫌悪いんですか?」
「・・・・・。」
「そこのオリンパス、見せてください。」
「いや、ダメだ。壊れている。」
「壊れていてもいいから、PENって書いてるそれ、見せてください。」
「・・・・・・、これは、動く。」
「え?」
こういう問答を、何回 か繰り返してようやく手に入れたカメラです。
シャッターが切れる以外の全ての機能がダメになっていました。
おっちゃん、以前、何かあった?
実際は100ドルなんかではなく、日本でビール数本買う程度の値段。
現像に出してみたら、撮れてました。
本来は色々と機能があるようですが、今は使い捨てカメラと同じ機能しか残ってないので、焦点距離、明るさ、戸惑いましたが、大体飲み込みました。よーし。
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-Ryo Nagai-
△ブログ: http://ryo-nagai.blogspot.com/
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